大人気のLG 27インチ4Kディスプレイ。
その中でもとくに似たようなモデル、「27UL850-W」と「27UP850-W (Amazonモデル)」の違いと、購入するならどちらがおすすめなのかをまとめてみました!
LG 27インチ4Kディスプレイ「27UL850-W」と「27UP850-W」を比較
27UL850-W | 27UP850-W | |
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画面サイズ | 27インチ | 27インチ |
パネル | IPS | IPS |
表面処理 | ノングレア | ノングレア |
解像度 | 4K (3840×2160) | 4K (3840×2160) |
輝度(標準) | 350cd/㎡ | 400cd/㎡ |
輝度(ピーク時) | 400cd/㎡ | – |
コントラスト比(標準値) | 1,000:1 | 1,200:1 |
HDR | ○ (DisplayHDR™400) | ○ (DisplayHDR™400) |
応答速度 | 5ms(GTG) | 5ms(GTG) |
色域 | sRGB99%(標準値) | sRGB99% / DCI-P3 95% |
ブルーライト低減モード | ○ | ○ |
フリッカーセーフ | ○ | ○ |
27UL850-W | 27UP850-W | |
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HDMI | 2 | 2 |
DisplayPort | 1 (Ver 1.4) | 1 (Ver 1.4) |
USB Type-C | 1 (PD 最大60W) | 1 (PD 最大96W) |
USB 3.0 | 2 | 2 |
ヘッドホン(ステレオミニジャック) | 1 | 1 |
27UL850-W | 27UP850-W | |
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スピーカー | 5W+5W | 5W+5W |
VESA | 100×100 | 100×100 |
チルト | 前 : -5゚ / 後 : 20゚ | 前 : -5゚ / 後 : 20゚ |
ピボット表示 | ○ (右90º) | ○ (右90º) |
高さ調節 | 110mm | 110mm |
【違い①】USB-CのPower Drliveryの出力容量
27UL850-W | 27UP850-W |
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最大60W | 最大96W |
USB-C接続で、映像入力ができるだけでなく、繋いだノートパソコンへの給電もできます。
両機種ともUSB-CのPD給電に対応していますが、給電できる出力容量が異なります。
「27UL850-W」が最大60Wに対し、「27UL850-W」はそれよりも1.5倍くらい高い96Wまでの給電に対応。
60WでもMacBook Airなどのノートパソコンは余裕で充電できるのですが、ハイスペックなMacBook Proなどの場合は96Wのほうが安心です。
【違い②】ディスプレイの輝度(明るさ)、コントラスト比
27UL850-W | 27UP850-W | |
---|---|---|
輝度(標準) | 350cd/㎡ | 400cd/㎡ |
輝度(ピーク時) | 400cd/㎡ | – |
コントラスト比(標準値) | 1,000:1 | 1,200:1 |
「27UL850-W」のほうがカタログ上では少し明るいディスプレイです。
ただし「27UL850-W」はピーク輝度が400cd/㎡と書かれています。
ピーク輝度とは、画面全体の明るさではなく、一部の表示での明るさのこと。
つまり全体の明るさではやや劣るものの、一部の表示は同等の明るさを発光させる性能はあるので、用途によっては同等の明るさが出せる可能性もあるんです。
また輝度の違いにより、コントラスト比も多少差があります。
【違い③】色域
27UL850-W | 27UP850-W |
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sRGB99%(標準値) | sRGB99% / DCI-P3 95% |
どちらもsRGB99%にも対応とも公式に書かれていますが、27UP850-Wはデジタルシネマ用の規格「DCI-P3 95%」にも対応しています。
正直、映画を作ったりされる方でなければそこまで気にしなくていいと思います。
まとめ
- 少しでも安く手に入れたい (約5000円安い)
- USB-Cで61W以上の給電が必要
- 輝度が少しでも高いほうがいい
- 色域 DCI-P3 95%がほしい
ほとんど似たような機種ではありますが、最も大きなのが、USB-CによるPD給電容量の違いです。
60Wでも大半のノートパソコンに給電できますが、61W以上の給電ができる高性能なノートパソコンを使っている場合は96Wまで給電可能な「27UP850-W」ほうがおすすめです。
それ以外にも輝度や色域の違いも多少ありますが、こだわりがある方でなければ、そこまで気にしなくてもいいかなと思います。