iOS 13/iPad OSでは、アクセシビリティの機能にはなりますが、マウスがサポートされました!
iOSからiPadOSに独立し、iPadがどんどんパソコンに近い使い方ができるようになっています。
今回は、iPhone/iPadでマウスを使う設定方法と、実際に使ってみた感想を紹介します!
iPhone/iPadでマウスを使う設定方法

以前購入した、Logicool「M590 MULTI-DEVICE SILENT」というマウスで使って見たいと思います。
このマウスは、2台までのマルチペアリングに対応しているので、MacとiPadで切り替えながら使うことができるので便利です。

「設定」アプリを開き、「Bluetooth」を選択します。

Bluetoothがオンになっているのを確認して、マウスのペアリングボタンを押します。
そして、「その他のデバイス」に自分の使ってるマウスの名前が出てくるので、選びます。

表示されるメッセージで「ペアリング」を押すとマウスと接続されます。

「設定」の最初に戻り、「アクセシビリティ」を選択します。

「タッチ」を選択します。

「AssistiveTouch」を選択します。

「AssistiveTouch」をオンにします。

「デバイス」を選びます。

先ほど登録したマウスの名前を選択します。
この段階でマウスで操作できるようになってるはずです。

ボタンのカスタマイズができるようになります。
右クリック、左クリックなどマウスのボタンに好きな機能を割り当てることができます。

クリックボタン以外にもサイドボタンなどがあるマウスでは、「追加のボタンをカスタマイズ」を選ぶと、このようなメッセージが表示され、

機能を割り当てたいボタンを押すと、好きな機能を登録することができます。

マウスは意外にも設定項目があり、カーソルの移動速度などもパソコンのように変更することができました。

実際にiPadをマウスで使ってみた


パソコンと同じようにスムーズに動かせられる




当然ですが、パソコンで使うとき同じようにスムーズに動かせられます。
マウスの左クリックを押しながらマウスを動かすと、スワイプ(タッチパネルで指を当てたまま動かす動作)ができるので、マウスだけでタッチパネルと同等の操作が可能です。
またiPadにはパソコンのような右クリックという概念がなく、ロングタップしたときのメニュー表示が右クリックの機能に一番近いのかなと思います。



ボタンはカスタマイズ可能で、サイドボタンなども使える
アクセシビリティの機能なので、簡易的なことしかできないんじゃないかと思っていたのですが、ボタンのカスタマイズが結構本格的に使えます。
左クリック、右クリックのボタンの機能を変えることはもちろんのこと、ホイールクリックや、サイドボタンのカスタマイズにも対応しています!



マウスの速度、カーソルの大きさ、カラーは自由に変更できる


簡易的な機能と思いきや、パソコンと同じようにマウスの速度も変更できます。
またカーソルは標準のままだと、黒い●ですが、カーソルの大きさと色も自由に変更できます。



スクロールが逆で、変更もできない
1つだけ残念なことがあって、マウスのスクロールの方向がパソコンと逆方向で、しかも変更はできません。
パソコンであれば下方向に転がすと、下のほうにスクロールできまうが、iPadの場合は逆で上にスクロールされてしまうんですよね。
macOSであれば、スクロール方向の変更設定がありまうが、iPadOSではそれらしき設定はありませんでした。



パソコンの代わりになる?


iPadがマウスに対応したことで、よりiPadがパソコンに近付きました。
そして、iPadがパソコンの代わりになるかどうかというと、個人的には70点くらいといったところ。
やはりiPadはタッチパネルで操作することに最適化されて作られているので、パソコンでのマウスまでの使いやすさまではいきません。
スクロール方向も逆なので間違えまくりですし、「タッチパネルで操作したほうがやりやすいような…」というシーンも多くあります。文字列を選択するときもパソコンのほうがスムーズなんですよね。
ただ、マウスの速度変更やボタンのカスタマイズ機能があったりと、思ってた以上に本格的な出来だったので、今後のアップデートで化ける可能性はありますね!
トラックパッドでも利用可能できるみたいなので、今後Smart Keyboardにトラックパッドがついたものが出たら面白そう!
また「M590 MULTI-DEVICE SILENT」は、MacとiPadで切り替えながら使えますし、サイドボタンもあるので、iPadとの相性もいいのでおすすめです。



