2021年4月に新型iPad Pro (2021)が発表されました!
そして、iPad Pro 11インチとなると、ほぼ同じ画面サイズで、見た目もほとんど同じ「iPad Air (第4世代)」と迷われる方も多いのではないでしょうか。

iPad Pro 11インチ (2021)とiPad Air(第4世代)を比較


iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第4世代) | |
---|---|---|
画面サイズ | 11インチ | 10.9インチ |
画面性能 | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
処理性能 | ★★★★★ | ★★★★☆ |
カメラ |
12MP広角カメラ 10MP超広角カメラ | 12MP広角カメラ |
生体認証 | 顔認証 | 指紋認証 |
充電端子 | USB-C (Thunderbolt) | USB-C |
スピーカー | 4スピーカー | 2スピーカー (横向き) |
Apple Pencil | 第2世代 | 第2世代 |
キーボード |
Magic Keyboard Smart Keyboard Folio Bluetoothキーボード |
Magic Keyboard Smart Keyboard Folio Bluetoothキーボード |
価格 (税込) | 94,800円〜 | 69,080円〜 |
一つずつ下で解説していきますが、ざっくりまとめるとこんな感じです。
見た目のデザインはそんなに変わらないものの、細かな部分が結構違っています。
価格一覧 (税込)
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第4世代) | |
---|---|---|
64GB | – | 69,080円 (85,580円) |
128GB | 94,800円 (112,800円) | – |
256GB | 106,800円 (124,800円) | 87,780円 (104,280円) |
512GB | 130,800円 (148,800円) | – |
1TB | 178,800円 (196,800円) | – |
2TB | 226,800円 (244,800円) | – |
ストレージ容量は、Airは64GBと256GBの2つの容量からしか選べないのに対し、Proは128GB〜2TBまで好きな容量が選べます。
Airの64GBはお求めやすい価格ではありますが、128GBの設定がなく、64GBで足りない場合は256GBを選ぶしかありません。
そうなるとProに近い価格になり、256GBのAirに約7000円ほど足すとProの128GBが買えてしまうんです。



ProのほうがM1チップ搭載で、処理性能が高い
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第4世代) | |
---|---|---|
チップ | M1チップ | A14 Bionic |
メモリ容量 | 8GBまたは16GB | 4GB |
「iPad Pro (第2世代)」と「iPad Air (第4世代)」のときは、そこまでの性能差はなかったのですが、新型「iPad Pro (第3世代)」ではMacで好評の「M1チップ」を搭載したため、性能差が大きく開きました。
またメモリもMacと同じ8GB(1TB以上のモデルは16GB)を搭載しているので、iPadの皮を被ったMacと言ってもいいほど高性能です。



ただProのほうが長年使ったときに性能不足を感じにくくなるので、長期使用される方はProの方が安心かもしれません。
Proは「ProMotionテクノロジー」で動きのある表示に強い
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第4世代) | |
---|---|---|
画面サイズ | 11インチ | 10.9インチ |
ディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ | Liquid Retinaディスプレイ |
最大輝度 | 最大輝度600ニト | 最大輝度500ニト |
耐指紋性撥油コーティング | ○ | ○ |
フルラミネーションディスプレイ | ○ | ○ |
反射防止コーティング | ○ | ○ |
ProMotionテクノロジー | ○ | – |
広色域ディスプレイ(P3) | ○ | ○ |
True Toneディスプレイ | ○ | ○ |
個人的には最も大きな違いだと思うのが、ディスプレイの「ProMotionテクノロジー」の有無です。
ProMotionテクノロジーとは、ディスプレイのリフレッシュレートを2倍まで上げる機能で、通常の60Hzから120Hzまで上がります。
ブラウザのスクロールなど動きのある表示を滑らかに表示してくれるので、目が疲れにくくなったり、Apple Pencilがより描きやすくなったりというメリットがあります。
スローモーションで、ProMotionテクノロジー対応の機種と、非対応の機種を並べてスクロールしてみたところ、非対応の機種はカクカクなのに対し、対応機種はぬるぬる動いてて驚きました…!



カメラ
iPad Pro 11 (第3世代) | iPad Air (第4世代) | |
---|---|---|
アウトカメラ |
広角:12MP 超広角:10MP | 広角:12MP |
フロントカメラ | 12MP | 7MP |
LiDARスキャナ | ○ | – |
Proには、広角レンズの他に、iPhoneと同じ「超広角」レンズが搭載されます。
風景などを撮るときに重宝するカメラではありますが、個人的にはiPhoneばかりでiPadで写真を撮ることは滅多にないので、Airのカメラでも十分だと思っています。
またProにのみ、「LiDARスキャナ」と呼ばれる、被写体との距離を測ってARをより忠実に表示させたり、カメラの性能を高める機能があります。
Proは「顔認証」、Airは「指紋認証」
Airもディスプレイの全面にホームボタンがないので、一見、顔認証の「Face ID」なんじゃ?と思う方も多いですが、指紋認証の「Touch ID」になります。
Proと同じ位置にあるトップボタンに指紋センサーがあり、ここに指を当ててロック解除ができます。
Proは現行のiPhoneと同じ「Face ID」で、顔認証となります。



Proは「Thunderbolt」採用で、外付け機器との通信がより高速に
どちらもUSB-C端子なので、同じ充電器を利用できますが、Proのほうは「Thunderbolt」対応のUSB-Cになったので、周辺機器との通信がより高速になりました。
外付けのストレージに接続してデータを移動させたりするときに効果を発揮しそうですね。
Apple Pencil 2や、Magic Keyboardは、どちらの機種でも使える
「Apple Pencil 2」や、「Magic Keyboard」、「Smart Keyboard Folio」といったアクセサリーは、どちらの機種にも対応で、使い回すことも可能です。
Magic Keyboardには、トラックパッドも搭載されているため、パソコンに近い操作ができるようになりますよ!
【まとめ】個人的にはiPad Proをお勧めしたい!
- M1チップで性能が大幅に向上した
- ProMotionテクノロジーで滑らかな動きのある表示が可能
- Proはストレージ128GBが選べる(Airの256GBに7000円ほど足すとPro 128GBが買える)
2020年モデルのiPad ProとAirなら、そこまで大きな性能さはなかったのですが、新型の2021年モデルではM1チップの搭載やメモリ容量8GB以上搭載したりと、結構大きく差が開きました。
64GBのAirならコスパも悪くないのですが、256GBモデルを選んだ場合はProの128GBとそこまでの価格差がないんです。
また性能が高いほうが、長年使用したときに性能不足を感じにくくなりますし、ProならProMotionテクノロジーもあって動きのある表示がスムーズ。
これらのことを考えて、個人的には、これから購入される方にはiPad Proをおすすめしたいです。