iPad Proは、最大120Hzのリフレッシュレートで表示できる「ProMotionテクノロジー」に対応し、動きのある表示がより滑らかでぬるぬるとした表示が可能に。
最近では、iPad Airが飛躍的な進化を遂げ、Proのとの性能差がかなり縮まってきていますが、AirとProの最大の違いはこの「ProMotionテクノロジー」かなと僕は思っています。
この記事では、ProMotionテクノロジーに対応したモデルと、対応してないモデルで迷われている人に向けて、「ProMotionテクノロジー」の凄さをスローモーション撮影してみたので、ぜひ参考にしてみてください。
- ProMotionテクノロジーに対応したiPad一覧
- ProMotionテクノロジー対応機種と、非対応機種を並べてスローで撮影
- ProMotionテクノロジー対応機種を使ってみて感じたこと
ProMotionテクノロジー対応iPad一覧
iPadモデル | ProMotionテクノロジー |
---|---|
iPad Pro 12.9インチ (第5世代) | 対応 |
iPad Pro 11インチ (第3世代) | 対応 |
iPad Air (第5世代) | 非対応 |
iPad mini (第6世代) | 非対応 |
iPad (第9世代) | 非対応 |


iPad Proの2機種だけが「ProMotionテクノロジー」に対応しています。それ以外のAirやminiといったiPadは非対応(60Hz)になります。
ProMotionテクノロジー対応機種と、非対応機種を並べてスローで撮影して検証
①ブラウザのスクロールの滑らかさが凄い
iPhoneのスローモーション撮影を使って、ProMotionテクノロジー対応の「iPad Pro 11 (第2世代)」と、非対応の「iPad (第8世代)」を並べて比べてみました。
Appleの公式ページを同時にスクロールしてみると…
ProMotionテクノロジー非対応のiPadは、スクロールの動きが少々カクカクなのに対し、ProMotionテクノロジー対応のiPadではスローでも滑らかにヌルヌルと動いているのがわかります!
実際に使ってみた感想は、ProMotionテクノロジー対応のiPadのほうが滑らかなスクロールで気持ちよく使えて、カクカクとした表示じゃないので長時間使った時に目が楽にも感じました。
②Apple Pencilの書きやすさも違う
Apple Pencil使用時の動きもスローモーション撮影してみました。
比較してみると、ProMotionテクノロジーの対応のiPadの方がペンの追従性が高いですね!
実際に書き比べてみると、ProMotionテクノロジー対応iPadのほうが、ペン先が画面をなぞってから画面に反映されるまでの遅延が少なくて書きやすく感じました。まるで本物の紙に書いているような感覚に!
ただしProMotionテクノロジー非対応のiPadが書きにくいのかというと、まったくそんなことはなく、比べると少しProのほうが書きやすいという感じです。
iPhone Pro/MacBook ProもProMotionテクノロジーに対応
ProMotionテクノロジーはiPadだけでなく、一部の「iPhone」「MacBook」にも採用されました。
- iPhone 13 Pro
- iPhone 13 Pro Max
- MacBook Pro 14インチ
- MacBook Pro 16インチ
実際に、iPhoneでも比較してみましたが、iPad Pro同様に画面も滑らかに動くようになって気持ちよく使えます。
まとめ
- ブラウザのスクロールなどで効果を発揮し、目が疲れにくく感じた
- Apple Pencilの書きやすさにも若干書きやすく感じた
「ProMotionテクノロジー」は実際のところ使ってみないとわかりにくい機能ではありますが、表示が滑らかで「目が疲れにくく感じた」「Apple Pencilが少し書きやすくなった」という効果を実感しました。
Apple Pencilで本格的にイラストを描く人など、Apple Pencilを本気で使いたい人にはProMotionテクノロジー対応機種を買った方がいいと思います。
ただ対応機種は価格も高くなるので、これまでProMotionに対応していないiPhoneやiPadを使った時に、とくにリフレッシュレートが気になったことがない人であれば、そこまで重要視しなくても大丈夫です。

