Mac向けのディスプレイ「LG UltraFine 4K Display」が先日販売を終了してしまいましたが、少し画面サイズが大きくなって新型「LG UltraFine 4K Display」が発売されました!

①画面サイズが大きくなった
新型 LG UltraFine 4K Display | 旧型 LG UltraFine 4K Display |
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23.7インチ | 21.5インチ |
21.5インチの旧型より、新型は2.2インチ大きい23.7インチにサイズアップしています。
数値だと僅かな差に見えますが、ディスプレイの2インチは結構違いがあるので、設置場所に制限のある場合は購入前に置けるかどうか測ってからのほうがいいと思います。
②解像度が下がった
新型 LG UltraFine 4K Display | 旧型 LG UltraFine 4K Display |
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3,840 x 2,160ピクセル | 4,096 x 2,304ピクセル |
新型は画面サイズがアップしたのですが、反対に解像度は下がりました。
旧型はMacのRetinaディスプレイと同じ1インチ当たり219ピクセル(219ppi)という超微細な解像度4,096 x 2,304ピクセルだったのですが、新型は一般的な4Kディスプレイと同じ3,840 x 2,160ピクセルが採用され、解像度は旧型よりも減少しています。
普通の4K解像度でも十分きれいですが、旧型「LG UltraFine 4K Display」「LG UltraFine 5K Display」と同じようにMacのRetinaに最適化されたディスプレイを求めていた方は注意が必要です。
③Thunderbolt 3端子が1つ増加
新型 LG UltraFine 4K Display | 旧型 LG UltraFine 4K Display |
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Thunderbolt 3 × 2 USB Type-C × 3 |
Thunderbolt 3 × 1 USB Type-C × 3 |
旧型では1ポートしかなかった「Thunderbolt 3」端子が、新型では1つ増加して2ポートに増えました。



④電力供給が最大85Wに向上
新型 LG UltraFine 4K Display | 旧型 LG UltraFine 4K Display |
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85W | 60W |
Thunderbolt 3で接続すると映像の出力だけでなく、ディスプレイからMacBookに電源の給電と充電ができるようになり、MacBookのACアダプターを利用しなくても使用できるというメリットがあります。
ところが旧型は60Wまでの給電にしか対応していなかったため、87WのACアダプターを利用するMacBook Pro 15インチモデルは、フルスピードでの給電ができませんでした。
そして新型の電力供給は85Wまで進化したので、MacBook Pro 15インチモデルでもACアダプターとほぼ変わらない速度で充電できるようになります。
⑤500 cd/m²の輝度、P3の広色域などは変更なし
画面サイズ、解像度は変更になりましたが、500 cd/m²の輝度や、P3の広色域などには変更がなく、鮮やかなカラーを楽しめます。
まとめ
- 21.5から23.7インチにサイズアップ
- 解像度は一般的な4K解像度に減少
- Thunderbolt 3端子が2ポートに増加
- 電力供給が最大85Wに向上
- 500 cd/m²の輝度、P3の広色域などは変更なし
Mac向けのディスプレイとして販売されている「LG UltraFine 4K Display」なので、MacBookなどと相性がいいディスプレイです。
しかし219ppiというRetinaディスプレイと同じ表示ができる解像度だった旧型から、一般的な4Kディスプレイと同じ解像度に減少しています。
27インチの「LG UltraFine 5K Display」は218ppiなので、Retinaディスプレイと同等の解像度を求める方は27インチのほうがいいかもしれません。
電力供給が最大85Wに向上したのはいいですね!MacBook Pro15インチでも安心して利用できます。
価格は77,800円 (税別)でApple公式ページで販売中です。