新型「MacBook Air (2018)」が登場して、前回は「MacBook Pro タッチバー非搭載モデル」と比較しましたが、今回は最も小型の12インチ「MacBook」と比較してみたいと思います。
目次
特徴・比較
性能はそこまで変わらない
処理性能は「MacBook Air (2018)」のほうが新しいチップを積んでいるのでやや有利ですが、そこまで大きな性能差はありません。
CPUのコア数は変わりませんし、Apple Storeではどちらもメモリを16GBまでカスタマイズして購入することもできます。
ただ「MacBook」に備わっていない冷却ファンが、「MacBook Air (2018)」には搭載されているので、負荷をかける処理を長時間行ったときは差が出るかもしれません。
本体サイズ
MacBook | MacBook Air | |
---|---|---|
高さ | 0.35〜1.31 cm | 0.41~1.56 cm |
幅 | 28.05 cm | 30.41 cm |
奥行き | 19.65 cm | 21.24 cm |
サイズは一回り違いますね。「MacBook」ならそんなに大きくないバッグでも楽々収納できます。
重量
MacBook | MacBook Air |
---|---|
0.92 kg | 1.25 kg |
「MacBook Air (2018)」には「Air」という軽そうな名称が付いていますが、より小さい「MacBook」のほうが軽くなっています。
330gの差で、だいたいですが350mlの缶ジュース1本分くらいの違いがあります。
持ち運びするとなると結構大きな差ですよね。
画面サイズ
MacBook | MacBook Air |
---|---|
IPSテクノロジー搭載12インチ 2,304 x 1,440ピクセル解像度、226ppi |
IPSテクノロジー搭載13.3インチ 2,560 x 1,600ピクセル標準解像度、227ppi |
12インチと、13.3インチでは数字では1.3インチの差でしかありませんが、並べて比べてみると結構違います。
Apple Storeや家電量販店で実際に見比べたほうがいいと思います。
Touch IDの有無
「MacBook Air (2018)」には新たに「Touch ID」が搭載され、センサーに指を当てるだけで認証が解除できるようになりました。
これまでも「MacBook Pro」のタッチバーモデルにも「Touch ID」は備わっていましたが、「MacBook Air (2018)」にはタッチバーはなく、普通のファンクションキーに「Touch ID」だけが搭載されているんです。
タッチバーが不用だけど「Touch ID」がほしかったという方にベストなスタイルですよね。
USB-Cポートの数
「MacBook」には1つしか搭載されてなかったUSB-Cポートが、「MacBook Air (2018)」には2つ搭載されています。
「MacBook」でもUSBハブを使うことで充電しながらでもUSB機器を繋ぐことができていましたが、「MacBook Air (2018)」ではUSBハブを使わなくても充電とUSB機器を同時に使用することができます。
「MacBook」がおすすめの方
- 持ち運びが多い
- 狭い場所で使うことがある
- セカンドマシンとして使いたい
やはりMacBook史上で最もコンパクトで軽量なので、持ち運びが多いなら「MacBook」をおすすめします。
とくに車を使わずに電車などでカバンに入れて持ち運ぶ場合は、少しの重量差でも手や肩に負担がかかります。
大きさもコンパクトなのでカフェの小さいテーブルの席や、狭い場所でも楽々使用できます。
またメインで使用しているパソコンが他にあり、セカンドマシンとして使いたい場合にも相性がいいと思います。
ただ画面が小さいので、家でじっくり使いたい場合ときなどは、外付けディスプレイに繋げて使うのがいいかなと思います。
USB-Cポートは1つしかありませんが、USBハブを使うことで充電しながら他の機器を繋ぐことができます。
「MacBook Air (2018)」がおすすめの方
- 持ち運びすることもあるが、家でじっくり作業することも多い
- 画面サイズが大きいほうがいい
- USB-Cポートが2つほしい
- Touch IDで指紋認証を解除したい
「MacBook Air (2018)」は使いやすい絶妙なサイズなので、「MacBook」ほどではなくても持ち運びすことがしやすく、余裕のある画面サイズで家でじっくり作業することが可能です。
外でも家でもオールマイティーに使いたい方に向いています。
15インチのディスプレイは広いですが本体サイズが大きすぎて、持ち運びにはあまり向きません。逆に12インチとなると画面が狭くじっくり使う場合には心許なく感じます。その中間の13.3インチはどちらにも使いやすいバランスを考えられたサイズなんですよね。
またUSB-Cポートが2つあるので、USBハブを使わなくても充電しながら、他の機器を繋ぐことができます。
「Touch ID」が搭載されているので、指紋認証でロック解除ができたり、Apple Payで買い物することができます。
より高性能な処理が必要なら「MacBook Pro」がおすすめ
この記事のテーマとは少し違いますが、動画編集といった重たい処理をする方は、 「MacBook」、「MacBook Air (2018)」よりも「MacBook Pro」がおすすめです。
CPUがクアッドコアだったり、15インチモデルなら高性能なグラフィックチップが搭載されているので、「MacBook」、「MacBook Air (2018)」よりも軽快に作業をこなせます。
まとめ
- 軽さを重視するなら「MacBook」
- 余裕のディスプレイサイズ、Touch IDがほしければ「MacBook Air (2018)」
- 重たい処理をするなら「MacBook Pro」
基本的には持ち運びを頻繁にするかしないかで判断するといいと思います。
「MacBook」と「MacBook Air (2018)」では、約330gも違い、350mlの缶ジュース1本分くらいの重さが違います。
長時間カバンに入れて持ち運ぶ場合は、その差がジワジワ伝わってくるので、持ち運びが多いなら12インチの「MacBook」がおすすめですね。
逆に持ち運びをそこまでしなくて、ディスプレイサイズが少しでも大きくて使いやすいほうがいいという方は「MacBook Air (2018)」がおすすめです。